上級機のサウンドチューニング能力検証…『ビーウィズ・STATE A6R シリーズ』その4

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ビーウィズ・STATE A6R シリーズ
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カーオーディオを楽しむ上での重要テーマ、“サウンドチューニング”について掘り下げている。現在は、代表的な機種の“チューニング能力”の実際を検証している。そのパート5として、『ビーウィズ・STATE A6R シリーズ』を取り上げている。

今週は、シリーズのトップエンドモデル、『STATE A6R MONO』(税抜価格:240万円)をフィーチャーする。

ところで『STATE A6R シリーズ』は、「複数台を結合して理想のシステムが組める発展型プロセッサー」であることを最大の特長としている。その利点が極まったモデルがこの、『STATE A6R MONO』なのである。

当機はメーカーHPにおいて、以下のように説明されている。「1帯域・1チャンネルあたりプロセッサー1台、6台1組での使用を前提としたモノブロック専用ファームウェア“MONO-SIX拡張ファームウェア”を搭載した全チャンネル独立の1Way・1chモノラル構成専用機」。

ところで、マルチウェイスピーカーに対して、1つ1つのスピーカーユニットにパワーアンプの1chずつをあてがうのが“マルチアンプシステム”である。そしてそれを理想的に運用するために、「ビーウィズ」では、モノchパワーアンプを使うことを推奨している。実際、同社のパワーアンプはすべて、モノchモデルである。こうすることで、“チャンネルセパレーション”の向上がもたらされるのだ。

それと同じコンセプトが注入されたプロセッサーが、この『STATE A6R MONO』なのである。当機を用いることで、1つのスピーカーユニットに1台のプロセッサーをあてがうという、他ではあり得ない豪華なシステムが誕生する。つまりは、同シリーズのベーシック機『STATE A6R』を6台連結したモデル(専用ファームウェアを使用)、というわけなのだ。

特筆すべきは、“機能が6倍に拡張する”点。『STATE A6R』では、イコライザーの1スピーカーユニットあたりのバンド数が15バンドだが、当機ではなんと、“90”となる。

“左右独立○○バンド”という呼び方をするのなら、“左右独立270バンド”、ということになる。そして選択可能周波数ポイントは、“180”にまで増加する。

クロスオーバーも、1スロープあたりのフィルター数が、“1”から“6”へと拡充する。選択可能スロープも、“18/36/54/72/90/108(dB/oct.)”の中から選べるようになる。

ここまでの細やかさであると、もう“聴感”でのコントロールは不可能だろう。しかし「ビーウィズ」には、超高性能な車室内音響特性測定装置「SIEG」(ジーク)がある。これを用いれば、ここまでの詳細な機能も的確かつ有効に運用することが可能となる。車内の微妙な周波数特性の乱れに、1つ1つピンポイントで対処できるようになるのだ。

さて、『ビーウィズ・STATE A6R シリーズ』についての検証は、今週で終了だ。次週からは、他の機種についての検証に入っていく。乞うご期待。

【サウンドチューニング・マニュアル】上級機の「サウンドチューニング能力」の実際を検証! Part.5 『ビーウィズ・STATE A6R シリーズ』その4

《太田祥三》

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