1泊1300万円…ロールスロイスが出迎えるマカオの超高級ホテル

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最後の仕上げとなっている完成間近な『ルイ13世ホテル』
  • 最後の仕上げとなっている完成間近な『ルイ13世ホテル』
  • 送迎用にロールスロイス「ファントム」30台を一括発注
  • 部屋へのエントランス
  • エレベータホール
  • リビング
  • ベッドルーム
  • バスルーム
  • シンボルマークを思われるモニュメントがホテル頂上付近に

ロールスロイス『ファントム』30台を一括発注したことで大きな話題を呼んだ、マカオの超高級ホテル『ルイ13世ホテル』が間もなく年内にも開業する。現地では外観もほぼ完成済みとなり、内装の最終仕上げに入っている様子だ。

このホテルは、ルイ13世ホールディングス(路易十三集團)が中国マカオのコタイ地区南部に建設中のカジノIR統合型リゾート施設。このホテルで驚くのは、トップスイートの宿泊料金が一泊あたり13万USドル(1326万円)という桁違いの設定になっていることだ。ホテル側の発表によれば、「世界最大かつ最も贅沢なホテルのスイートルームを目指し、それだけにその設備や待遇はかつてないほど豪華な設定になっている」という。

客室には「ベルサイユ宮殿か?」と思わせるようなルネッサンス~バロック調の調度品が揃えられ、そこにひとたび佇めば時代を超えてルイ王朝時代の王様になったかのような気分にさせてくれることは間違いない。さらに、トップスイートの部屋には66のライブゲームテーブルまで備え、カジノで知られるマカオだけに、カジノをプライベートな空間で存分に楽しめる設定のようだ。

現在は工事中であるホテルだが、建物を前にするとその存在感に圧倒される。赤い網目のパネルが建物周囲を覆い、中央には“V字型”のガラスパネルの頂上にシンボルマークのようなモニュメント。ややポップなデザインが意外だが、見るからにタダ者ではない雰囲気たっぷりだ。

一方で、ホテル周辺はあちこちで工事が行われていることもあって、雑然とした感じが否めない。建物自体の規模はそれほど大きいものではなく、ホテル周辺も新たな整備がされている様子もうかがえない。これだけだとホテルまでの導入は少々寂しすぎると思うのでは私だけではないだろう。

とはいえ、宿泊代金は一般庶民では想像もつかない金額に設定されているわけで、ゲストが満足できるような最上級の対応がなされるはず。完成した暁には、どんな待遇がされるのか、内外から期待されていることに疑いの余地はないだろう。

また、ホテルが発注した30台のロールスロイス「ファントム」は、全てロールスロイスがカスタマイズを施した「ビスポーク」仕様で、「エクステンディット・ホイールベース」車をベースに、超高級ホテルの送迎に相応しい徹底した豪華さを追求。かつてない豪華さでゲストを迎えることになっている。

《会田肇》

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