ダイハツ工業は9月7日、軽自動車の新モデル『ムーヴ キャンバス』を同日から売り出すと発表した。女性向けに開発した親しみのあるデザインのハイトワゴンで、月間5000台の販売を計画している。
ダイハツは8月からトヨタの全額出資子会社として発足しており、今回は新体制で初の新型車発表となった。都内で開いた発表会で、開発本部を担当する上田亨上級執行役員は「8月から新生ダイハツとしてスタートしたが、2017年3月には創立110周年の節目も迎える。ムーヴ キャンバスは次の100年に向けた新たな1台になる」と話した。
そのうえで「ダイハツの強み、原点は軽自動車だ。トップメーカーとして軽自動車のニーズに真摯に応えていきたい」とし、車種バリエーションの拡大や経済性の追求などに取り組む考えを強調した。
また、トヨタとの連携については「軽自動車を基点とし、良質廉価なクルマをスピーディーに開発するのがわれわれの強み。(グループ内で)そこをいかに生かすかだ」と、述べた。