オークネット、中国の中古車オークション会社に出資

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スマートフォンアプリによるオークション参加画面
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オークネットは、中国の中古車オークション会社「オークダック」に出資し、中古車検査基準の策定・研修事業や中古車販売店支援事業で業務提携すると発表した。

中国では、好調な新車販売に伴い、中古車販売も増加傾向にある。2014年11月には中古車販売店による、中国初の全国組織「工商連中古車協会」が発足。また今年3月には中国国務院(中央政府)が各地方政府による中古車流入規制制度の撤廃や、流通プラットフォームの構築を求める内容を含む、意見書を発表。今後は中古車オークションによる全国的な流通量が増加すると予想されている。

今回出資するオークダックは、現車オークション会場や会場応札システムを持たず、スマートフォンアプリをオークション流通のプラットフォームとして利用する次世代システムを導入。北京、大連、瀋陽の3都市にて出品を開始し、順次全国30都市に拡大する予定だ。出品・成約促進は、工商連中古車協会の幹部理事企業8社を含む、各地域の大手中古車販売店70社と協力関係を構築、また落札促進については、当初より会員店約200社を集めることでオークション活性化を図る。なお、7月27日の第1回オークションでは出品168台を集め、成約45台(成約率26.7%)の結果となった。

オークネットは、日本においてインターネットによるオークション流通プラットフォームの構築、中古車両検査に強みを持っており、これらのノウハウをオークダックに提供しつつ、中国における中古車オークションの浸透と車両検査基準の統一を目指し、将来の事業拡大を狙う。

《纐纈敏也@DAYS》

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