小糸製作所が発表した2016年4-6月期(第1四半期)連結決算は、経常利益が前年同期比15.5%増の168億円と増益となった。
売上高は同1.0%増の1874億円と微増だった。北米や中国、アジアなどでの自動車生産台数の増加や新規受注の増加に加え、LED化が進展したものの、円高による為替換算の影響で低い伸び率となった。
営業利益は、日本、北米、アジア、欧州のセグメントで増収となったほか、改善合理化や、付加価値の高いLEDの販売増加効果もあって同27.3%増の172億円と増益となった。四半期純利益は同181.2%増の100億円と過去最高だった。前年同期にKIホールディングスでの航空機シート関連の損害賠償を損失計上したため。
通期業績見通しは修正した。売上高は円高の影響で前回予想から100億円マイナスの7800億円、営業利益が10億円プラスの780億円となる見込み。