GM、タカタ製エアバッグで追加リコールの可能性…最大430万台

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タカタ製エアバッグインフレータの不具合による大規模なリコール(回収・無償修理)問題。米国の自動車最大手のGMが、この問題で新たなリコールの可能性を示唆した。

これは7月21日、GMがSEC(米国証券取引委員会)に提出した資料の中で、明らかにしたもの。同社は、「タカタ関連のリコールで将来、最大430万台を追加する可能性がある」と公表している。

2016年5月、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)とタカタの米国子会社が、米国市場におけるエアバッグのリコールに関して修正合意。この修正合意では、相安定化硝酸アンモニウムを使用した乾燥剤が入っていない前席エアバッグインフレータのうち、米国においてこれまで市場措置対象となっていないもの全てについて、新たに市場措置の対象に含めることが決定した。

GMは、この修正合意を受けた追加リコールおよそ250万台を、米国で行うと発表。今回、さらに430万台がリコールの対象に含まれることを示唆した。

GMは、追加リコールに係る費用として、「最大で5億5000万ドルが必要」と説明している。

《森脇稔》

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