【スーパー耐久第3戦】残り5分でまさかの逆転、ENDLESS・ADVAN・GT-Rが今季初勝利

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2016 スーパー耐久 第3戦 決勝
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2016年のスーパー耐久シリーズ第3戦の決勝が鈴鹿サーキットで行われ、No.3ENDLESS・ADVAN・GT-Rが今季初優勝を飾った。

前日とは打って変わり、悪天候となった決勝日。レースは小雨がパラつきがはじめた中でスタートした。ST-XクラスはポールポジションのNo.24スリーボンド日産自動車大学校GT-R(平峰一貴)が先行。それを3号車の山内英輝が追いかける展開となった。

1時間を経過し、雨が本降りになり始めると両者1回目のピットストップへ。3号車はYUKE TANIGUCHIに交替するが、24号車はレインタイヤへの交換と給油のみで平峰がそのまま第2スティントへ突入していった。

今回もGT-R勢が先行するレースの流れだったが雨脚が強くなるにつれてNo.89 HubAuto Ferrari 488GT3がペースアップ。スタートドライバーを務めた坂本祐也が一気に上位との差をつめて37周目にトップ浮上。GT-R勢より1周あたり4秒速いペースで後続との差を広げていった。

このまま89号車が逃げ切るかと思われたが、2回目のピットストップ時にピットロードでの速度違反を犯してしまい痛恨のドライブスルーペナルティ。これにより順位を大きく下げてしまう。さらにドライでは好調だった24号車もペースが伸び悩み3番手へ。優勝争いは3号車と2ストップ作戦でつないできたNo.5Mach MAKERS GTNET GT-Rの一騎打ちとなった。

残り30分で最後のピットストップを終えた3号車。その真後ろに5号車の藤波清斗が迫り、終盤のナイトセッションで白熱の接近戦に。3号車のアンカーを務めた山内も必死でポジションを死守したが、残り18分で5号車が逆転しトップへ。念願の今季初優勝へ周回を重ねた。

ところが、残り5分となったところで5号車がスローダウン。ガス欠に見舞われてしまい、まさかのリタイアに。思わぬ形で再びトップを手にした3号車がそのまま走りきり、101周で今季初のトップチェッカーを受けた。

3号車でスタートとゴールを担当した山内英輝は「天候が変わる中でチームの強さが出たと思います。またチームメイトのTANIGUCHI選手、峰尾選手が5号車に燃費走行させないようにプッシュしてくれたことが勝利にもつながりました。本当に感謝しています。次の富士までに時間が空くので、もっと良いクルマを作ってチーム全員でまた頑張りたいと思います」とコメント。今年は24号車の先行を許していた中、ようやく掴み取った優勝なだけにホッとした様子だった。

ST-1クラスは1台のみの参戦となったNo.777D’station Porsche 911が93周で完走。ST-2クラスはNo.6新菱オートDICXEL エボXがSUGO戦に続き2連勝。ST-3クラスはNo.38MUTA Racing TWS IS350が開幕3連勝を果たした。

《吉田 知弘》

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