ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)第6戦の決勝レースが6月5日、富士スピードウェイで開催され、#78近藤翼が3連勝で今季5勝目を飾った。
直前に行われたポルシェカレラカップ アジア(PCCA)ではセーフティーカー先導によるスタートになるほどの悪コンディションだったが、PCCJの車両がグリッドに整列する頃にはグランドスタンドに陣取るファンも傘を閉じ始める。
シグナルが消えスタートすると#78近藤は見事にホールショットを決める。前日とは打って変わって失速した#14三笠雄一は#36坂本裕也、#23服部尚貴に抜かれて4番手に後退した。
3周めの1コーナーで#36坂本がミスを犯して#23服部に先行を許すが、翌周には#23服部が全く同じ場所でコースアウトしかけ再び#36坂本がポジションを取り返した。その間に後続を引き離し、5周めまでには#36坂本に5秒のマージンを得た#78近藤は連勝を目指して一人旅を続ける。
結局、#78近藤が後続を寄せ付けずそのままチェッカー。#36坂本は2位で、#23服部は3位でゴールし、表彰台フィニッシュを果たした。
なおレース終了後は共催3年目にして初となるPCCJ10台とPCCA24台によるエキシビジョンレースが10周で争われた。レースはオープニングラップで近藤がリードを奪うも、ヘアピンコーナーで昨年のポルシェ カレラカップ フランス王者で今シーズンからPCCAに参戦するマキシム・ジョセがインに飛び込み近藤をオーバーテイク。そのままトップチェッカーを受けて記念すべきレースの初代優勝者となった。