米国の自動車最大手、GMの欧州部門のドイツ自動車メーカー、オペルグループ。同社のトップが、新たな排ガス不正の疑いを完全否定している。
事の発端は、ドイツの非政府組織、DUH(ドイツ環境支援協会)の発表にある。DUHは、オペルの一部ディーゼル車をテストした結果、「速度が145km/hを超えると、排出ガス浄化装置の作動を停止するソフトウェアが組み込まれている」と発表していた。
これを受けて、ドイツのアレクサンダー・ドブリント運輸相も、「オペルに詳しい説明を求めたい」と表明していた。
5月17日、オペルグループのカール-トーマス・ネウマンCEOは声明を発表。「オペルはいかなる違法なソフトウェアも使用していない」と疑惑を完全否定。
さらに、同CEOは「以前から説明している通り、オペルの全エンジンが、法的要件を満たしている」とコメントしている。