三菱重工業は、2017年3月期の通期業績見通しを発表した。
売上高は前年同期比8.7%増の4兆4000億円と増収を見込む。エネルギー・環境事業や機械・設備システム事業の増収を見込むため。
営業利益が同13.1%増の3500億円、経常利益が同21.1%増の3300億円、当期純利益が同103.7%増の1300億円と増収増益を予想する。
同社の持分法適用会社の三菱自動車は、今期の通期業績見通しについて、燃費データに関する不正での影響が見通せないことから「未定」としている。三菱重工では、通期業績見通しに三菱自動車の業績影響は織り込んでいないとしている。
今後、三菱自動車が不正対象モデルのユーザーに対する補償金支払いやエコカー減税の返納などによって業績の見通しが立った段階で織り込む予定。