トヨタ自動車は4月17日、熊本県などの地震による部品調達の影響により18日から23日までグループ企業を含む国内の車両組立で順次生産を停止すると発表した。翌週25日以降の稼働については「20日ごろに判断する」(広報部)方針だ。
アイシン精機の熊本県内の子会社が生産するドアやエンジン部品の調達に支障がでているため。余震が続いているので、被害状況の確認や出荷用部品の検査業務などが滞っているという。
生産を停止するのは高岡工場や堤工場など愛知県内のトヨタの工場をはじめ、トヨタ自動車九州、トヨタ車体、日野自動車、ダイハツ工業などグループ7社の工場。18日から順次停止する。広報部は「安全が最優先で、当社などの組立工場の稼働を優先することはしない。稼働停止の影響は今後の挽回生産でカバーしていく」と説明している。