日産自動車は4月5日、新開発の3リットルV6型ツインターボエンジンの生産を始めたいわき工場(福島県いわき市)を報道関係者に公開した。2016年後半に米国などに投入する「インフィニティQ60」などに搭載する。
新エンジンは社内呼称「VR30」でコンパクトかつ軽量化を追求、最高出力は300馬力(224kW)と400馬力(298kW)の2タイプがある。後者はインタークーラーを採用して出力を高め、燃費性能も従来の同型エンジンより6.7%向上させた。400馬力級のガソリンエンジンではトップレベルの燃費性能を確保したという。
高級車向けのV6型エンジンを生産するいわき工場で2月から生産を始めており、間もなく本格生産に入る計画だ。搭載モデルはインフィニティの「G37クーペ」(旧スカイラインクーペ)の後継となる「Q60」および「Q50」(現行スカイライン)の一部グレードとなる。