国土交通省は、小型船舶におけるライフジャケット着用義務範囲を拡大すると発表した。
国交省と水産庁は、「小型船舶安全対策検討委員会」と「ライフジャケットの着用推進等に関する会議」の合同会議を開催した結果、2017年夏ごろに、小型船舶におけるライフジャケットの着用義務範囲を拡大することを決めた。
これまでは「水上オートバイの乗船者」、「12歳未満の小児」、「1人で漁を行う乗船者」にライフジャケットの着用が義務付けられていた。2017年夏ごろから、これまで努力義務としていた「船室の外にいるすべての乗船者」が着用義務対象となるように制度を整備する。
また、より着やすく動きやすいライフジャケットの開発・普及などについて検討する。周知活動については、ポスターやリーフレットの配布に加え、自治体との協力や動画を活用した方法なども検討していく。
意見公募手続きを経て、義務範囲拡大のために必要な法令改正手続きを行う。