フォルクスワーゲンの最上級SUV、『トゥアレグ』。同車が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。フォルクスワーゲングループの米国法人、フォルクスワーゲングループオブアメリカから、トゥアレグに関するリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、ブレーキペダルの不具合が原因。NHTSAによると、トゥアレグのブレーキペダルに、ペダルを固定するシャフト上のサークリップ(半円形のワッシャー)が装着されていない車両が、出荷されている可能性があるという。この部品が装着されていないと、最悪の場合、ブレーキが操作できなくなる恐れがある。
リコールの対象になるのは、2011‐2016年モデルのトゥアレグ。米国で販売された4万6700台が、リコールに該当する。
フォルクスワーゲングループオブアメリカでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店で点検を行い、部品が装着されていない場合は、取り付けるリコール作業を行うとしている。