可夢偉(#8 Team LeMans/トヨタ)の最終的なベストタイムは1分36秒728。トップの中嶋大祐(#64 NAKAJIMA/ホンダ)とは0.022秒差しかなく、3~4位とも僅差超接近状態だった。このカテゴリーでは接戦が常態化しているとはいえ、ここまでの密集ぶりも珍しい。もちろん今回はあくまでテストであり、それぞれに狙いや状態が異なる面もあるため、一概論的な比較はできないが、それでも今季の厳しく熱い王座争いを予感させるに充分な内容だった。そしてそのなかに参戦2年目の可夢偉が入っていくことを確信させるものであったともいえよう。