【スーパー耐久】近藤真彦率いるKONDOレーシング、日産自大との参戦継続で王座めざす

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昨年のS耐でST-Xクラス年間3位となった#24 KONDO & 日産自動車大学校の共同参戦チーム。
  • 昨年のS耐でST-Xクラス年間3位となった#24 KONDO & 日産自動車大学校の共同参戦チーム。
  • KONDOレーシングの近藤監督と藤井選手。
  • 参戦の意義等について語る近藤監督(中央)。
  • GT500クラスのドライバーや監督たちのトークセッションに臨んだ近藤監督。
  • 昨年のGT500、夏の富士戦で優勝したKONDOレーシング。
  • 今季もKONDOレーシングはGT500(写真=昨夏優勝時)、スーパーフォーミュラ、S耐で戦う。

28日に日産グローバル本社ギャラリー(横浜)で開催された「2016年 日産モータースポーツ活動計画発表会」において、KONDOレーシングの近藤真彦監督は、今季も継続される日産自動車大学校とのスーパー耐久シリーズ共同参戦の意義や目的について熱く語った。

スーパー耐久シリーズ(S耐)というハイレベルな舞台で展開されている、KONDOレーシングと日産自動車大学校の共同参戦。教育とモータースポーツを結びつけたユニークなプロジェクトはすでに5シーズン目という歴史を数えるが、近藤監督は「若者のクルマ離れを止めたいという思いもありましたけど、サーキットでの生徒たちの真剣な眼差しを見て、このプロジェクトは必ず成功する、ずっと続く、続けなければならない、と思いました」と当初の思いを語る。

近藤監督はさらに、「ちょっとしたミスがドライバーの生命にかかわるという、すごく大事な仕事をしている。この経験が、卒業後は(多くが)日産ディーラーのメカニックになる若者たち、お客さまの生命に直結する仕事を将来やることになる彼らにとって、いい授業になっていると思います」との旨を語り、プロジェクトの意義深さ、大切さを語った。

ST-Xクラスに参戦する「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(#24)の主戦ドライバーを務めるのは、藤井誠暢(とものぶ)。SUPER GTのGT300クラスでも永年活躍している実力派ドライバーのひとりだ(今季GT300にもアウディR8 LMSで参戦)。近藤監督は自身とチームがSUPER GTやスーパーフォーミュラ参戦も続ける多忙な状況のなか、「彼がキーマン」と藤井に大きな期待を寄せている。

「彼がリーダーとなって、チームを引っ張ってくれている。藤井ドライバーというより、藤井総監督」との近藤監督の信頼を受け、藤井も「とてもやりがいを感じていますし、昨年はシリーズ3位という結果も残せました。チーム力は上がっています。今年は新車を用意していただけましたが、これも近藤監督がこのプロジェクトにかける強い思いの表れのひとつ。今年はまず優勝して、チャンピオンを獲得できるよう頑張ります」と、今季にかける決意を表明。

「今年はチャンピオンを獲得できると思います。ぜひ、みなさん応援してください」と近藤監督も力が入る2016年のS耐は、4月2~3日のツインリンクもてぎ戦で開幕する。

《遠藤俊幸》

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