トヨタ自動車の欧州法人、トヨタモーターヨーロッパ(TME)は2月22日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー16において、『プロエース バーソ』を初公開すると発表した。
2012年7月、トヨタモーターヨーロッパとPSAプジョーシトロエンは、欧州でPSAの小型商用車をTMEにOEM供給することで合意。この契約に基づき、2013年の半ばから、プジョー『エキスパート』とシトロエン『ジャンピー』をベースにした商用バンを、PSAがトヨタに『プロエース』として、OEM供給してきた。
このプロエースが2015年12月、2世代目にモデルチェンジ。引き続きPSAからOEM供給を受け、生産はPSAのフランス・バランシエンヌ工場で行う。プロエースは前後にトヨタのエンブレムが装着されるほか、フロントバンパーやグリル、ヘッドライトのデザインも、プジョーとシトロエン版とは異なる。
ジュネーブモーターショー16で初公開されるプロエース バーソは、新型プロエースの乗用版。欧州市場では、大型サイズのMPVカテゴリーに属し、最大で9名が乗車できる。
また、全長は3種類を設定。先進の安全装備や便利装備を採用する。トヨタモーターヨーロッパは、「プロエース バーソがファミリーやグループにとって、理想的なトラベル&レジャーのお供になる」とコメントしている。