日産自動車の米国市場における主力車種、『アルティマ』。同車が米国において、およそ84万台を再リコール(回収・無償修理)することが分かった。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。日産の米国法人、北米日産から、アルティマに関する再リコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールはまず、2014年10月に発表された。アルティマのボンネットのロック機構に不具合があり、走行中、ボンネットが突然開く恐れがあるという内容。リコールの対象となるのは、2012年3月から2013年3月にかけて生産された2013年モデルのアルティマの一部、22万0423台だった。
2015年3月には、追加リコールを発表。同様の不具合が2013-2015年モデルのアルティマでも見つかったため、追加でリコール。2013年3月から2014年12月末にかけて生産された62万5000台が、リコールに該当する。
今回の再リコールは、当初の対策では、リスクを完全に払拭できない可能性があるため、行われる。対象は、2度のリコールの合計およそ84万6000台。日産自動車の北米法人、北米日産では、対象車両の顧客に連絡。2月から、ボンネットのラッチを交換するリコール作業を行う方針。