富士急行は2月7日、『フジサン特急』で運用している2000系電車(2001編成)が同日限りで引退するのにあわせ、「ラストランイベント」を富士山駅(山梨県富士吉田市)で行う。2015年12月から実施している引退記念キャンペーンの「締めくくり」となるもの。
主な内容は、運転台見学イベントとグッズ販売会。運転台見学イベントは14時10分から16時(受付終了は15時30分)までで、富士急行線の乗車券か富士山駅の入場券を持っている人に限り、2001編成1号車の運転台を見学できる。グッズ販売は10時30分から16時までだが、記念入場券のみ9時30分から先行販売する。
このほか、河口湖駅では16時30分から50分まで、『フジサン特急12号』の発車時刻(16時49分)にあわせて「ラストラン出発式」を行う。その後、2000系の「プレミアムツアー」を19時15分から20時15分にかけて実施。河口湖駅から2000系に乗って富士山駅で下車し、ここから徒歩で電車修理工場に入り、2000系の入庫を工場内から迎える。プレミアムツアーの参加費は5000円で、30人を募集。申込みは往復はがきで受け付ける。締切は1月25日。
2000系は富士急行線の『フジサン特急』で運用されている電車。JR東日本の165系電車「パノラマエクスプレスアルプス」6両(3両編成2本)を譲り受け、2002年から『フジサン特急』として運行を開始したが、老朽化のため2002編成が2014年に引退した。残る2001編成も2月7日限りで引退する。
2001編成は2015年12月中旬の車両故障で運休していたが、富士急行によると「懸命な復旧作業」により、1月5日から営業運行を再開している。