【新聞ウォッチ】戦後70年の経済秘史、スズキ鈴木修会長が語る「モノづくりの気概」

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スズキ鈴木修会長(資料画像)
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年12月21日付

●2015年読者が選んだ海外10大ニュース(読売・20面)

●走行距離長く電動自転車パナソニックサイクルテック(毎日・8面)

●戦後70年甦る経済秘史、そして未来の糧に、スズキ会長・鈴木修さん、行動、挑戦のサイクル回す(東京・12面)

●笹子訴訟あす判決、「トンネル点検不足認めて」(東京・27面)

●走行車を襲撃男性死亡、名古屋、2台で挟み撃ち、暴行(日経・39面)

ひとくちコメント

読売が実施した年末恒例の読者が選んだ2015年の「10大ニュース」が決まった。「日本」と「海外」編を2日間に分けて掲載しているが、国内の1位は「ノーベル賞に大村、梶田両氏」、2位が「ラグビーW杯、日本は3勝の歴史的快挙」。 3位には「『イスラム国』が日本人2人を拘束」と続く。

ほかにベスト30のなかには7位に「北陸新幹線、長野-金沢間が開業」、9位に「TPP、日米など12か国で大筋合意」、18位には「国産初のジェット旅客機、初飛行成功」、24位に「首相官邸にドローン落下」なども選ばれた。

一方、きょうの「海外」編では、1位が「パリで同時テロ。『イスラム国』の犯行」、2位が「ネパールで大地震、約9000人死亡」、3位が「米国とキューバが54年ぶり国交回復」が選ばれている。

さらに、4位以下では、「独フォルクスワーゲンが排ガス規制不正」が6位に入り、14位には「中国・天津の化学物質倉庫」などと、日本の自動車メーカーにも影響を与えた事故、事件も話題を集めた。

10大ニュースはともかく、2015年の今年は、戦後70年の節目の年でもあった。その関連の特集企画も多かったが、東京は「甦る経済秘史」を連載してきた。きょうは「総集編」の「技と創意の『モノ語り』」として、タカラ創業者の佐藤安太氏、スズキの鈴木修会長、元大蔵省財務官の行天豊雄氏の長老3人の秘史を取り上げている。

このうち、鈴木会長は「モノづくりの気概」について、軽自動車とともに歩んだヒストリーを“オサム節”で伝えているのが興味深い。

「振り返ると、僕の場合は、預かった会社を次へ受け渡す義務感があって。社業の発展に、がむしゃらに努力してきた。そしたら運とツキが向いてきた。どんな経営者も同じで、一生懸命に行動、挑戦するサイクルを回すのが大切と思うね」と。

《福田俊之》

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