静岡鉄道、新型A3000形A3001公開…フラットでシンプルなステンレス車体に

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静岡鉄道の新型車両A3000形
  • 静岡鉄道の新型車両A3000形
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  • 静岡鉄道の新型車両A3000形
  • 静岡鉄道の現行車両1000形
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  • 静岡鉄道の現行車両1000形
  • 静岡鉄道の現行車両1000形
  • 静岡鉄道新清水駅

静岡鉄道に2016年春から導入される新型車両「A3000形」(2両編成)のモーター付き車両A3001(新静岡方)が12月18日に公開された。現行1000形と同じくステンレス車だが、その外観は凹凸の少ないフラットでシンプルな仕上がりが特徴的だ。

従来車と同じくステンレス材を採用したA3000形の車体は、アルミ車両と同等の軽量化と、高い強度が図られた。主要機器は二重化し、滑走防止装置も装備。現行1000形が抵抗制御・発電ブレーキ・直流電動機であるのに対し、新型A3000形はVVVF制御・回生ブレーキ・交流誘導電動機に。営業最高速度は現行と同じく70km/hだが、加速度が現行の1000形の2.5km/h/sから、3.0km/h/sに引き上げられた。

製造を担当した総合車両製作所では、ステンレス車両ブランド「sustina」を展開。その先駆車両となる東急電鉄5050系5576は、レーザ溶接の積極採用し、車両構造の変更、骨組の軽量化などにより、アルミ車両と同等の車体軽量化を実現。従来車両に比べ、フラットですっきりとしたデザインを実現させた。

前面に複雑な曲面を取り入れたA3001。その側面を見ると、東急5050系5576と同様に、雨どい、ドア、窓周りなどの凹凸が少ない、フラットな外観デザインに仕上がっていた。現行1000形の外観と比較すると、その進化がよくわかる。

《レスポンス編集部》

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