【エコプロダクツ15】水を入れるだけで発電するマグネシウム空気電池、一般販売へ…古河電池

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古河電池が来年2月に発売するマグネシウム空気電池「マグボックス スリム」
  • 古河電池が来年2月に発売するマグネシウム空気電池「マグボックス スリム」
  • 自治体や法人で好評のマグネシウム空気電池「マグボックス」

古河電池が2年前に発売して話題となったマグネシウム空気電池「マグボックス」。紙製容器でできていて、水を入れるだけで発電するユニークな電池だが、個人向けに小型のものが開発され、来年2月から販売されることになった。

マグボックスは同社が東日本大震災で被災した経験を生かし、凸版印刷と共同で開発したもの。これまで主に自治体や法人向けに販売を行ってきた。非常に好評で個人客もほしいという声が続出したという。

そこで、大きさを半分にした「マグボックス スリム」を商品化したわけだ。箱にはUSBポートが付いていて、スマートフォンなどを充電できるようになっている。「いつでも、どこでも水さえあれば、スマホが20回充電できます。1回の使い切りになりますが、処分も簡単で、水を抜けば一般ゴミとして捨てることができます」と同社関係者は説明する。

大きさは210mm×110mm×220mmで、重量が1kg。そこに500mlペットボトル3本の水を入れる。発電時間は最大5日間。価格は1万5000円ほどになるそうだ。非常用として家に1つ置いておけば、いざというときに非常に役に立ちそうだ。

《山田清志》

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