雨が強まっていく流れだったため、このセッションのベストタイムは序盤に記録された1分46秒873がそのまま残った。このタイムは今回LENOVO TEAM IMPUL(エンジンはトヨタ)の#20号車に乗る関口雄飛がスリックタイヤでマークしたもの。SFへの参戦経験はまだない関口だが、2011年全日本F3王座獲得等の実績を有し、近年はSUPER GTのGT500クラスにも参戦している実力派の27歳だ。アグレッシブなレーススタイルに定評がある個性派ともいえる。
午後のセッションの2番時計はアンドレ・ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)で1分47秒353。3番手は1分49秒990をマークしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(#19 LENOVO TEAM IMPUL/トヨタ)。今季GP2王者にしてF1マクラーレン・ホンダのリザーブ&開発ドライバーである注目選手、ストフェル・バンドーン(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)は午後は37周を走ってベスト1分52秒615、8番手だった(全体順位そのものに意味がある状況ではなかった)。