韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は10月22日、2015年第3四半期(7-9月)の連結決算(傘下のキアモーターズを含む)を公表した。
同社の発表によると、第3四半期の売上高は、23兆4300億ウォン(約2兆5070億円)。前年同期の21兆2800億ウォン対して、10.1%の増収となった。
一方、第3四半期の純利益は、1兆2100億ウォン(約1295億円)。前年同期の1兆6200億ウォン対して、25.3%の減益となっている。
7四半期連続での減益となった背景には、2008年から続くウォン高の影響がある。また今期は、中国経済の減速を受けて、現地での販売が落ち込んだことが響いた。
2015年第3四半期のヒュンダイグループ(キアモーターズを含む)の世界新車販売は、112万1796台。前年同期の112万8999台に対して、0.6%減った。同社は、「新型サブコンパクトSUVの『クレタ』や、新型SUVの『ツーソン』など、新型車の投入を続けることが効果を発揮するだろう」とコメントしている。