スタート巧者が前方グリッドに揃い、いつも以上に緊張感が増したスタートでは、1コーナーまでの争いを3番グリッド発進の中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)が制した。これに予選2位の小林可夢偉(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)が続き、ポールの石浦宏明(#38 P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)は一貴と可夢偉に挟撃されるような格好になり、「ちょっと退くことになりました」と、3番手に下がる。4番手のアンドレ・ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)がフライングスタートで序盤早々にドライブスルーペナルティを受けたため、優勝争いは一貴、可夢偉、石浦の3人によって展開されていく。