欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは9月9日、『ゴルフGTIクラブスポーツ』の概要を明らかにした。実車は9月15日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー15で初公開される。
同車は5月、オーストリアで開催された「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」において、コンセプトカーとして出品。『ゴルフGTI』をベースに、さらなる高性能を追求したコンセプトカーが、ほぼそのまま市販される。
ゴルフGTIクラブスポーツは、初代ゴルフGTIが誕生してから、2016年で40周年にあたることを記念して開発。そのハイライトは、エンジン。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンは、最大出力を35ps引き上げ、265psを獲得する。
オーバーブーストモードでは、およそ10秒間に限られるが、最大出力がさらに25ps高められ、290psに。この効果もあって、0-100km/h加速5.9秒、最高速250km/hのパフォーマンスを実現した。
外観は、3ドアのゴルフGTIをベースに、専用デザインのフロントバンパーや大型ルーフスポイラー、18および19インチのアルミホイールなどを装備。とくに、フロントバンパー両サイドやルーフスポイラーの形状は、エアロダイナミクス性能を追求したデザインとしている。