オートバイのレンタルサービス「レンタル819」を全国展開するキズキレンタルサービスは、自社の顧客データを元に利用者の属性やレンタルバイクについての分析を実施。その結果を発表した。
2015年1月から7月までの利用者の属性を独自調査したところ、レンタルバイクの利用者の平均年齢は37歳という結果だった。利用年代別では20代が32%、30代が27%と全体の半数を超え、50代以上の割合は全体のわずか13%だった。
日本自動車工業会の調査によると、国内での二輪新車の購入者平均年齢は51歳と、若者のバイク離れ、二輪ユーザーの高齢化が唱えられている。しかし今回の分析結果では、決してバイクファンの高齢化が進んでいるわけではないことがわかった。
また1都3県1120人のユーザーに対して行った「レンタルバイクを利用する理由」を尋ねたアンケートでは、「いろいろなオートバイに乗ってみたい」が35%と最多。次いで「気になるオートバイがあったので」が27%、「購入しなくても手軽に借りられるので」が21%と続いた。経済的に購入できないという理由はほとんどなく、様々なシーンでTPOに併せてバイクを楽しんでいることが推察できる。
さらに退会理由のアンケートでは、「以前ほど頻繁に乗る時間が無くなった」や「転居のため入会した店舗に通えなくなった」などを抑え、「バイクを購入したから」がトップ。「レンタルバイクユーザーの減少=バイク離れ」ではないことがわかった。
同社では、「国内での二輪新車の購入者平均年齢は51歳」というデータはあくまでも新車であり、中古車を含めると平均年齢はもっと下がるとし、多くの20代・30代がバイクを楽しんでいると見ている。