【アジアクロスカントリーラリー15】アウトランダーPHEV、リペアを完了し第3レグを無事完走

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三菱 アウトランダーPHEV(アジアクロスカントリーラリー15)
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8月11日。「ツーアンドフォー モータースポーツ」の『アウトランダーPHEV』はアジアクロスカントリーラリー3日目、第3レグを迎えた。

「ツーアンドフォー モータースポーツ」の『アウトランダーPHEV』がホテルに戻ったのは午前0時を少し回ったところ。リペアが終了したのは、スタート直前となる午前5時30分だった。バンコクから到着したフロントウインドウとガラス専門の職人たちと、チームのメカニックの手によりウインドウとボディ外装のリペア、そして通常のメンテナンスが行われた。トラブルはボディまわりの損傷だけにとどまり、足まわりなどはチェックのみとなった。

本日の第3レグはメーソットからスコータイまで、190kmのリエゾンと181kmのSSとの合計400km弱の走行となった。前日のドライバーズブリーフィングの際に「第3レグはミスコースしやすいので注意するように」との指摘があったが、その指摘通り波乱含みの展開となった。

SS途中のチェックポイントにほぼ時間どおりに到着したのは2台のみで、アウトランダーPHEVを含み、多くの競技車両がチェックポイントに遅れて到着することになった。先に到着した2台も、コースをはずれているバイクが多いとのことで、出発を2時間遅らせる事態となるほどの混乱ぶりだった。

そうしたなか、アウトランダーPHEVの青木孝次選手は総合9位、クラス1位でSS3を通過した。なお本原稿を執筆時にはまだ、オーバーオールの順位は発表されていない。

「今日は1日、狭いコースが続いた。昨年や一昨年のコースに近い印象です。電子制御の部分でブレーキとアクセルのせめぎ合いを感じますが、それもいい感じでまとまり始めています。クルマの走破性が向上しているので、今日はまったくスタックなしで走ることができました」

「昨晩は帰るのが遅くなりましたが、楽な行程を選び、しっかり食事をしたりでしたので、それほど大変ではありませんでした。マシンの調子も上々です。充電が減ってしまうとドライバビリティが落ちるので、ペースを落とさないようにして上手に充電しながら走っています。チャージモードは使わないようにしつつ、充電を行う感じです。昨年よりはバッテリーの回復が早いという印象があります。今日の走行はすべて4WDで行いました。4WDのほうが走りのフィーリングが素直な印象があります」(青木孝次選手)

三菱自動車工業・技術サポートチームの田中泰男リーダーは「今年のマシンは昨年とはずいぶん制御系などを変更しています。青木選手も我々技術サポートも、その特性に慣れてきたというのが本音。さまざまな事態が発生し、それを確認できているのは今後の市販車の開発に大きく役立つはず。とくに今回のように予想外に上り勾配の道が多いなどで、今まで取れてない多くのデータを取ることができ、非常に有意義なラリーを行えています」と語った。

明日の第4レグはスコータイからプレーまで、269kmのリエゾンと244kmのSSとの合計500km強となる走行が予定されている。

注:リザルトについては、細かく修正が行われるため、チェックした時間などにより順位が入れ替わることがあります。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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