川崎市、浜川崎支線新駅の駅名投票を実施…来春開業予定

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駅名投票が実施される新駅の位置。南武線浜川崎支線の川崎新町~浜川崎間に設けられる。
  • 駅名投票が実施される新駅の位置。南武線浜川崎支線の川崎新町~浜川崎間に設けられる。
  • 新駅のホームは小田踏切を挟む格好で上下線ホームが設けられる。
  • 新駅のイメージ。来春の開業を目指す。

川崎市はこのほど、南武線浜川崎支線の川崎新町~浜川崎間に整備する新駅について、JR東日本と基本協定を締結した。8月5日から地元住民を対象にした駅名投票が行われる。

JR東日本と川崎市は2014年3月から、「地域の鉄道の持続的発展」に向けた勉強会を開始。今年1月には包括連携協定を締結した。これに伴い、人口が急増している川崎区小田栄地区に新駅を整備する構想が本格的に動き出し、調査と検討が進められている。

発表によると、新駅は川崎新町~浜川崎間の小田踏切付近(尻手駅から2.715kmの地点)に設置。下り線ホームを踏切の尻手方、上り線ホームを浜川崎方に設ける。ホーム上屋やスロープ、簡易タイプのICカード読取機も整備する。設置費用は市とJRが折半する。利用者数は駅の整備が定着した段階で1日約3500人になることが見込まれている。

開業時の駅名は基本協定に基づき、川崎市が実施する一般投票により決められる。「小田栄(おださかえ)」「小田川崎(おだかわさき)」「小田弥栄(おだやさか)」の3案から選ぶもので、投票用紙は周辺町会の各戸に配布される。投票期間は8月5日9時から21日15時まで。

その後は秋頃に施行協定を締結し、工事説明会が行われる予定。2016年春の開業を目指す。

《草町義和》

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