2015年上期(1-6月)の世界販売は、独フォルクスワーゲン(VW)が2万台弱の差でトヨタ自動車を上回り、首位に立った。VWのトップは14年度での集計に続いてとなった。
トヨタが7月28日に発表した上期のグループ世界販売(ダイハツ工業と日野自動車含む)は、前年同期比2%減の502万2000台だった。VWの504万台にわずかに届かなかった。トヨタが上期の首位を譲るのは4年ぶり。
トヨタの販売伸び悩みは、国内市場の低迷とダイハツの海外販売の落ち込みが主因だ。グループの国内販売とダイハツの海外販売は、いずれも10%落ち込んだ。
一方でトヨタの海外販売は2%増の375万台と堅調で、上期としては4年連続で最高を更新した。北米(6%増)や中国(10%増)など主要地域全てで販売を伸ばしている。グループの海外販売も1%増の390万台と、昨年に続いて最高となった。