東京地下鉄(東京メトロ)は7月23日、同社が管理する全ての駅にタブレット端末「iPad」を導入すると発表した。8月1日から運用を開始する。
東京メトロによると、同社は現在、案内サービス専門の社員(サービスマネージャー)が駅の改札口・切符売場付近でiPadを使った案内を行っているが、駅員についても利用者の案内時に活用できる情報端末の配備を検討し、2014年5月から一部の駅で試験運用を実施している。試験運用の結果が良好だったことから、本格運用を開始することにしたという。
導入されるのは「iPad Air2」870台で、東京メトロが管理する全170駅の改札口や駅事務室、定期券売場に配備される。同社はタブレット端末の運用により、案内サービスの品質向上や、音声翻訳アプリを使った多言語への対応、輸送障害時における駅事務室~改札口間の迅速な情報共有などのメリットがあるとしている。