ホンダの米国法人、アメリカンホンダは7月16日、2016年モデルとして発売した新型『パイロット』について、リコール(回収・無償修理)を行うと発表した。
今回のリコールは、3列目のシートベルトの不具合が原因。アメリカンホンダによると、3列目のシートベルトが座席とサイドパネルの間に引っかかり、シートベルト本来の機能を発揮しない可能性があるという。
リコールの対象になるのは、米国内で販売された2016年モデル。実際に顧客に納車されたのは20台に過ぎないが、納車前のおよそ1700台もリコールに該当する。
アメリカンホンダは、対象車種を保有する顧客に通知。販売店で点検を行い、不具合が見つかれば、シートベルトの取り付け位置を改めるリコール作業を行う予定。
なお、アメリカンホンダは、「この不具合に起因する事故や負傷者の報告はない」と説明している。