【VW パサート 新型発表】庄司社長「日本のミドルセダンマーケットに本気で挑戦」

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VW パサート 新型発表会
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  • フォルクスワーゲングループジャパン 庄司茂 社長
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フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンの庄司茂社長は7月16日に発売した新型『パサート』について「日本のミドルクラスのセダンマーケットに本気で挑戦してく」とした上で、先代までステーションワゴンが圧倒的だった販売比率を「逆転させたい」との考えを明らかにした。

庄司社長は同日都内で開いた新型パサート発表会で「パサートは現在のVWにとって最も長い期間、販売しているロングセラーカーで、VWのベストセラーモデルでもある。2014年の生産台数は104万台と『ゴルフ』をわずかに上回った。実はVWを代表するモデル」と説明。

その上で「世界ではベストセラーのパサートも日本では知る人ぞ知る、通好みの車と言われてきた。しかし今回の新型は違う。クラスを凌駕する全方位におけるアドバンスド・セーフティと高い品質、快適性、そしてすぐれた居住性、さらに現行モデルとは大きく違う多彩なパワートレインが特徴で、私は新型パサートで日本のミドルクラスのセダンマーケットに本気で挑戦していく。パサートをゴルフや『ポロ』に続くVWのコアモデルのひとつにしたいと本気で考えている」と述べた。

さらに「ちょうど3年前の『up!』発表会の時も、up!で日本のコンパクトカー、軽自動車市場に本気で挑んでいくと話した。私どもは新型パサートで、日本の並みいる、非常に歴史のあるモデルの多いミドルクラスセダン市場に挑んでいく。また本気でこの車であれば勝てると思っている」と強調した。

だが先代までのパサートではステーションワゴンの販売比率が8割に達していたことについて庄司社長は「自戒を込めていうとハッチバックが主流のVWにおいて、セダンをなんとなく傍流として扱っていてしまったのかもしれない。そんな反省から新型パサートはセダンの販売に注力する」と述べた。

また「先代までは国産のステーションワゴンに魅力的なものがなかったことでステーションワゴンが選ばれていた。その分、セダンが手薄になっていた。今回、デザインを大きく変更し装備も充実したので、セダンの伸びしろは十分ある。ほんの少し国産車ユーザーの方に来て頂けるだけでも大きな数字になっていく。(シリーズ全体で)通年で1万台は売りたいが、セダンを頑張って売っていき、販売比率を逆転させたい」とも話していた。

《小松哲也》

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