ジャガー・ランドローバー、マグナシュタイア と生産委託契約を締結

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ジャガーFタイプとレンジローバー
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英国の高級車メーカー、ジャガー・ランドローバーは7月2日、マグナシュタイア社との間で生産委託契約を締結した、と発表した。

オーストリアのグラーツに本拠を置くマグナシュタイア社(旧シュタイアプフ社)は、カナダの部品メーカー大手、マグナインターナショナル社の子会社。4WD車の生産や開発に関して、豊富なノウハウを持つ。

例えば、メルセデスベンツから『Gクラス』の生産を受託。Gクラス以外にも、メルセデスベンツのいくつかの「4マチック」車の生産を担当。さらに、メルセデスの他には、BMWから『X3』やMINI『クロスオーバー』、『ペースマン』を受託生産してきた。

今回、ジャガー・ランドローバーは、マグナシュタイア社との間で生産委託契約を締結。これは、ジャガー・ランドローバーの英国内の3工場の生産能力が、逼迫しているため。さらなる成長を目指し、マグナシュタイア社に生産委託し、増産体制を築く。

現時点では、委託生産される車種について、「将来の複数車種」とだけ公表。ジャガー・ランドローバーのラルフ・スペスCEOは、「英国がデザイン、エンジニアリング、生産の中核拠点であることに変わりはない。今回のパートナーシップは、英国を補完するもの」と述べている。

《森脇稔》

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