【新聞ウォッチ】トヨタ8年ぶりディーゼル復活、国内活況の予兆か

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トヨタ ランドクルーザープラドに搭載されるディーゼルエンジン 1GD-FTV
  • トヨタ ランドクルーザープラドに搭載されるディーゼルエンジン 1GD-FTV
  • トヨタ ランドクルーザープラド
  • マツダのディーゼルエンジン、SKYACTIV-D 1.5

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年6月18日付

●ディーゼル車国内活況、燃費・環境性能向上、トヨタ8年ぶりに発売(読売・8面)

●復活、ホンダ5年ぶりシビック、トヨタ、8年ぶりディーゼル(朝日・11面)

●映像・通信新技術で提携、五輪に向け、パナソニックとNTT(毎日・7面)

●MRJの開発「順調」(産経・10面)

●外国人旅行者5月は164万人(東京・6面)

●車輸出4年ぶり低水準、中国・欧州向け不振(日経・5面)

●八郷体制、寡黙な船出、ホンダ総会「らしさ」強調も、存在感回復、具体策はこれから(日経・13面)

●トヨタに「多様な考え方」ルロワ副社長、競争力強化(日経・15面)

ひとくちコメント

きょうのキーワードは「◯年ぶり」または「復活」である。選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が参院本会議で、全会一致で可決、成立した。選挙権年齢の変更は1945年以来、70年ぶりのこと。来夏の参院選から適用される見通しという。読売、朝日、産経が1面トップで報じている。

自動車関連では トヨタ自動車が新開発のクリーンディーゼルエンジン搭載の『ランドクルーザープラド』を一部改良し、販売を開始したが、トヨタが国内でディーゼル乗用車を発売したのは8年ぶり。

きょうの読売は「ディーゼル車国内活況」との見出しで経済面のトップで取り上げている。それによると、欧州市場では、全体の半分を占めるが、国内ではマツダが一足早く注力しており「トヨタの再参入で人気が広がりそうだ」と伝えている。

まだ、朝日も「トヨタ、8年ぶりディーゼル復活」とともに、ホンダが2010年に販売を打ち切っていた主力車『シビック』が、「5年ぶりに日本で復活する」と取り上げた。

ただ、そのホンダは最終損益が3年ぶりの減益となったが、定時株主総会では「リコール問題でホンダ社長謝罪」」(毎日)としている。

また、日経は「八郷体制、寡黙な船出」とのタイトルで、八郷隆弘新社長が「具体策には触れずじまい」だったことから、「言葉足らず」で、「株主にはもどかしい」とも指摘している。

「沈黙は金、雄弁は銀」と言うから、厄介な積み残し案件を抱えているうちは、発言を控えておくのが賢明と判断したのだろう。

《福田俊之》

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