スーパーバイク世界選手権(SBK)第6戦イギリス大会が、5月22日から24日までの3日間、ドニントンパークで開催され、トム・サイクス(カワサキ)が完全勝利を達成した。第1レースは、序盤こそチームメートのジョナサン・レイと、レオン・ハスラム(アプリリア)に先行を許したが、レース中盤にトップに立つとレイとのし烈なバトルを制し、終盤にはレイを突き放してサイクスが今季初優勝を達成。第2レースは、ホールショットを奪うと、オープニングラップから誰も寄せ付けない快走を披露しての2連勝達成だった。昨年のイタリア・ミサノ大会以来、11戦ぶりに完全優勝を達成したサイクスは、これで通算24勝目を記録。カルロス・チェカと並ぶ史上7番目の優勝数となった。昨年、ドニントンパークで初の2年連続完全優勝を達成したサイクスは、その記録を3年連続に伸ばした。そして、ドニントンパークでの6勝目達成は、4度の世界タイトルを獲得したカール・フォガティと並ぶ最多優勝数となった。一方、総合首位のレイは両レースで2位表彰台に立ち、トップをキープ。総合2位のハスラムが両レースで4位に終わったことで、87点差から101点差へと広げることに成功。念願のタイトル獲得に向けて、また一歩前進した。■レース11位:トム・サイクス(カワサキ)2位:ジョナサン・レイ(カワサキ)3位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)4位:レオン・ハスラム(アプリリア)5位:アイルトン・バドビーニ(BMW)6位:アレックス・ローズ(スズキ)■レース21位:トム・サイクス(カワサキ)2位:ジョナサン・レイ(カワサキ)3位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)4位:レオン・ハスラム(アプリリア)5位:ダビデ・ジュリアーノ(ドウカティ)6位:アレックス・ローズ(スズキ)■ポイントスタンディング1位:ジョナサン・レイ(カワサキ)280P2位:レオン・ハスラム(アプリリア)179P3位:トム・サイクス(カワサキ)178P4位:チャズ・デイビス(ドゥカティ)155P5位:ジョルディ・トーレス(アプリリア)117P6位:シルバン・ギュントーリ(ホンダ)92P
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