米国の自動車大手、フォードモーターは、『ポリス・インターセプター』の累計生産台数が10万台に到達した、と発表した。
ポリス・インターセプターは2012年、米国で生産開始。現行『エクスプローラー』をベースに、警察がパトロールなどの業務を行うのに必要な専用装備を追加したモデル。米国を中心に、一部海外市場にも出荷されている。
ベース車両のエクスプローラーに対して、ブレーキやサスペンション、冷却系を強化。2列目シートは、簡単に清掃できるようにビニール製とした。警察犬捜査チームの「K-9」や特殊部隊の「SWAT」の任務にも対応した装備を導入。リアビューカメラ、BLIS(ブラインド・スポット・インフォメーション・システム)、クロス・トラフィック・アラートなども採用された。
エンジンは、3.7リットルV型6気筒自然吸気ガソリンが標準。最大出力304hp、最大トルク38.6kgmを発生する。オプションで、3.5リットルV型6気筒ターボ「エコブースト」を用意。最大出力365hp、最大トルク48.4kgmを引き出す。
今回、このポリス・インターセプターの累計生産台数が10万台に到達。2012年の生産開始から、およそ3年で10万台の大台に届いた。記念すべき10万台目は、年内にシカゴ警察に配備される。