【マツダ ロードスター 新型発表】エンジンサウンド、「3代目とは明らかに変えた」

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マツダ ロードスター 新型
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マツダが5月20日に発表した新型『ロードスター』は、ライトウエイトスポーツの原点に立ち返ることが開発テーマのひとつになっている。エンジンサウンドを担当した車両開発本部の林義博アシスタントマネージャーは「3代目とは明らかに変えた」と語る。

林氏は「まず加速した際に3代目はどちらかというと200Hz以下の低周波の音が大きかった。それはこもり音といったりもするが、そういった音が出るのは非常にパワフルではあるが、逆に重々しいようにも感じられる。4代目は原点回帰、ライトウィエトスポーツが狙いだったので、あまり低い音が無い方が良いという考え方でやった」と振り返る。

先代との違いについて林氏は「ある程度良いサウンドというのは315Hzが中心になる。だから315Hzをメインで聴かせるようにした。それとメリハリ。先代では低周波の音が出ていたので、アクセルをオンしてもオフしても音が出ていた。それを4代目では低い音を無くすことで、加速時の中間周波数は聴こえるが、抜くとすっと音が無くなるという感じで、ドライバーの操作に合わせて、加速Gに合わせて音が出たり出なかったりする。そういうチューニングした」と解説。

具体的には「排気音であったり、吸気音であったり、実はエンジンの振動も伝わって車内の音になっているので、ブラケットや車体そのものの特性もチューニングして、狙いのサウンドを造った。まずはメインサイレンサーを、それからデフマウントブラケットの共振を数十Hz単位でチューニングすることもした。さらにフロアパネルの振動特性も調整した。その一方で音を下げるための工夫としてはフロントガラスの共振周波数のチューニングを行った」と話していた。

《小松哲也》

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