シボレー カマロ 新型、待望の初公開…6世代目が登場

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シボレー カマロ 新型
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米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは5月16日、米国ミシガン州デトロイトにおいて、新型『カマロ』を初公開した。GMはこれまで、新型のシルエットやエンジンなどを先行公開してきたが、ようやく全体が明らかになった。

先代カマロは、2009年に発表。初代をモチーフにしたスポーティなデザインが、支持を集めた。デビューからおよそ6年を経て、カマロが6世代目にモデルチェンジを果たす。

6世代目カマロでは、全体の70%の構造部品をカマロのために専用開発。新型には、GMの「アルファ」と呼ばれるアーキテクチャを導入。このアルファは、欧州のプレミアムブランドに対抗するために開発された。シボレーによると、ドライビングダイナミクスと洗練さを実現しつつ、世界基準のパフォーマンスカーに求められる強靭さを備えているという。

また、内外装をはじめ、前後サスペンション、パワートレイン部品などを一新。先代の5世代目カマロから引き継がれるのは、テールランプパネルのシボレーのエンブレム程度となる。

さらに新型では、先代比で、少なくとも90kg軽量化。先代比で90kgもの軽量化を実現するための大きな手段が、アルミ素材の積極的採用。新型では例えば、インパネ内のビーム材を、鉄からアルミに変更。4.2kg軽量化した。前後サスペンションのアセンブリーもアルミ化。一部グレードのリンクは、アルミよりも軽量な複合素材化した。シボレーは、「サスペンション関連だけでも、現行比で12kg軽い」と説明する。

米国仕様には、新開発の自然吸気の直噴3.6リットルV型6気筒ガソリンを設定。最大出力は335hp、最大トルクは39.3kgmを発生する。シボレーによると、セグメントのV6自然吸気エンジンの中で、最もパワフルという。このエンジンには、気筒休止システムが導入され、燃費性能にも配慮している。

《森脇稔》

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