【上海モーターショー15】衆泰汽車は超小型EVのラインナップが充実

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E200A
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  • 芝麻E30
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  • 雲100EV
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中堅自動車メーカーの衆泰汽車(ZOTYE)は、上海モーターショーで2台の新型EVを公開した。

衆泰汽車はコピー車で悪名高かったメーカーで、現在のラインナップもコピー依存から脱却できてはいない。しかしそのいっぽうで超小型EVをいち早く市場投入し、このまだ市場規模の小さいカテゴリーでは存在感を見せている。

今回新たに公開されたEVは台形のシルエットが印象的な『E200A』、スマート『フォーツー』にやや似ている『芝麻E30』。そしてブースには、海外版スズキ『アルト』のコピー車『Z100』をベースにした『雲100EV』も並べられた。こちらは昨年末に発売されている。

E200Aの寸法は全長2735×全幅1600×全高1620mm、ホイールベース1810mm。全高以外はヨーロッパのマイクロカー規格に近似した数値だ。車両重量は1050kg。最高速度は130km/hで航続距離は220kmと発表されている。

いっぽう芝麻E30は全長2798×全幅1563×全高1572mm、ホイールベース1765mm。後輪駆動のE200Aに対し、こちらは前輪駆動となる。また最高速度は80km/hで航続距離は150kmと控え目なスペック。

Z100のコンバートEVとも言える 雲100EVは前輪駆動で最高速度は80km/h、航続距離は150km。家庭用コンセント(220V)では6~8時間の充電時間が必要だが、急速充電器なら1時間で80パーセントの充電が可能になっている。

また衆泰汽車はこのほか、大型セダンの新モデル『Z700』とSUVのコンセプトモデル『T600S』を公開。Z700は3mを超える長大なホイールベースを誇り、ブランドのフラッグシップとなる。全長も5mを超えるが、エンジンは1.8リットルのターボを採用。今年末に発売となる予定だ。

T600Sは、既存のSUV『T600』(VW『トゥアレグ』のコピー車と言われる)をベースにした派生モデルの提案。ただし展示されたのはモックアップで、詳細な説明はなかった。

《古庄 速人》

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