【リコール】スズキ エブリイなど、変速機内部に検査用オイルが残留

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スズキ・エブリイ(参考画像)
  • スズキ・エブリイ(参考画像)
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スズキは4月16日、軽商用車『エブリイ』などの変速機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、スズキ『エブリイ』『キャリイ』、日産『NV100クリッパー』、マツダ『スクラム』の4車種で、2014年8月18日から2015年2月27日に製造された4376台。

機械式自動変速機において、変速機単体の作動検査時に使用する検査用オイルの抜き取り作業が不適切なため、変速機内部にオイルが残留しているものがある。そのため、車両組立時に規定量のオイルを入れると、規定より油量が多くなり、そのままの状態で高速走行をすると油温が上昇し、変速機の内部部品が溶損したり、熱の影響で変速機周辺のハーネスが溶損して、最悪の場合、走行不能やエンジンが再始動できないおそれがある。

改善措置として、全車両、機械式自動変速機のブリーザからのオイル吹き出しの有無やオイルの注入量を点検し、オイルの吹き出しがある場合は、当該変速機、アクチュエータ、及び当該変速機周辺のワイヤーハーネスを新品に交換するとともに正規オイル量を注入する。また、オイルの注入量過多がある場合は、当該変速機、及び当該変速機周辺のワイヤーハーネスを新品に交換するとともに正規オイル量を注入する。

不具合は3件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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