第25回コッパディ小海…アットホームな老舗クラシックカーイベント[写真蔵]

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ブガッティ T57
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4月11日から12日にかけて、第25回コッパディ小海が開催された。主催はコッパディ小海実行委員会。

1991年に初開催されてから四半世紀。毎年開催してきたクラシックカーイベントがこのコッパディ小海だ。

いまは比較的多くのクラシックカーイベントでも見られるようになった、イタリアのバルケッタと呼ばれる小さなレーシングモデルを数多く登場させたのはこのイベントからだ。ほかにも、アルファロメオ『SZ』や『TZ』、パナール『ディナ』やDBなど、とても珍しいクラシックカーを数多くイベントを通して紹介してきた。

そして今回もブガッティをはじめとした戦前車から、バルケッタをはじめとした50台ほどのクラシックカーが集合し、八ヶ岳の山々を駆け巡った。

更に参加者の多くが複数回参加していることも特徴のひとつだ。中には、最近でこそクラシックカーイベントに出ることは無くなったが、このイベントだけは参加するとこだわりを見せるエントラントもいる。その理由はいくつもあるだろうが、ひとつは素晴らしいコース設定が挙げられる。毎年コースは変更されているが、ワイディングロードと美しい景色の組み合わせは他では味わえない醍醐味だ。

そしてもう一つ挙げるならば、商業主義に走らないイベント運営があるだろう。イベント会社に運営を託すことなく、ほとんどのスタッフが手弁当で参加し、ひとつひとつ手作りでイベントを盛り上げていくので、全体がアットホームで温かみのあるイベントに仕上がっているのだ。これがこのイベントの最大の魅力かもしれない。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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