富士通テンなど、全周囲立体モニタ技術で文部科学大臣表彰

自動車 ビジネス 企業動向
マルチアングルビジョン
  • マルチアングルビジョン

富士通研究所、富士通テン、ソシオネクストの3社は、「平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において、「車の周囲を3次元的に見せる全周囲立体モニタ技術の開発」で科学技術賞(開発部門)を受賞した。

同賞は「科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者」に与えられるもので、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的としている。

今回の受賞対象となった「車の周囲を3次元的に見せる全周囲立体モニタ技術の開発」は、3次元グラフィックス処理技術を用い、4台の車載カメラの映像から、車両周辺だけでなく遠景まで含む広範囲の状況を、360度、立体感のある全周囲立体映像として合成。ドライバーが見たい方向から自由に滑らかに視点を動かしながら表示できる「全周囲立体モニタ技術」を確立し、実用化した。

今回受賞した技術は、ドライバーの視界を補助する周辺監視システム「マルチアングルビジョン」として富士通テンが提供し、自動車メーカーに採用されている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集