ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市、GK)は、中部国際空港セントレアと那覇空港を結ぶ路線(GK381・382)の運航を開始。初日の3月29日、同社・鈴木みゆき社長やセントレア代表の川上博氏らが同空港で、「中部-沖縄線で初のLCC就航に期待」とアピールした。
ジェットスター・ジャパンによる名古屋(NGO)-沖縄(OKA)線は、GK381便とGK382便の1日1往復(毎日)。同社が保有する20機のA320で運航する。運賃は6390円からで、空港関係者は「名古屋からお昼に出る便、那覇から15時に出る便が設定された。ゆっくりと出かけられる時間帯に出発するので、『名古屋にきしめんを』『沖縄にソーキそばを』という手軽な感覚で楽しんでほしい」と話していた。
「那覇への“足代”がより安くなることで、セントレアを利用するユーザーのエリア拡大や年齢層拡大も期待できる。たとえば、福井や長野、岐阜から高速バスや鉄道、自家用車などでセントレアに来て、那覇へふらっと出かけられるようになる。若い人たちの空港利用も増えると感じている」(空港関係者)
このGKの中部-沖縄線は、同社初の国際線となる関西-香港線に次ぐ20路線目。就航初日、セントレアに登場した鈴木みゆき社長は、「この区間の就航にあわせて、名古屋のマーケティング活動を活発化させる」と語った。