15日に決勝レースが行われたF1オーストラリアGP。表彰式後に行なわれる「ポディウムインタビュー」に俳優のアーノルド・シュワルツネッガー氏が登場し盛り上がった。
今回、ゲストとして会場に来ていたシュワルツェネッガー氏。ここ数年で恒例となった表彰台でのセレモニー後のファンに向けた公開会見にインタビュアーとして登場した。
これまでは元F1ドライバーや元チーム監督などF1界に携わってきた人がインタビュアーを務めてきたが、モータースポーツに直接関係があまりない人が担当するのは珍しいケース。レース中のコアな話ではなく、「レースに向けてどのくらい体力トレーニングをしているのか?」や「レースに臨むにあたってどのような準備をしているのか?」など、独自の視点での質問が多く、F1にそれほど詳しくないファンも親しみやすいインタビュー内容だったのが印象的だった。
まさかの世界的大スターの登場に、優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)は興奮を隠せない様子。途中からレースの話題から脱線し「もっと身長が高いのかと思った。ターミネーターでは高い印象だったのに」とコメントすると、シュワルツェネッガー氏も「ヒールの高い靴を履いていないからね」と笑顔で返答する場面も。
2位のニコ・ロズベルグ(メルセデス)、3位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)へのインタビューを終えると、再びハミルトンのもとへ歩み寄ったシュワルツェネッガー氏。最後にハミルトンの今後の活躍(また表彰台の頂点に戻ってくる)と、シュワルツェネッガー氏自身も今後のレースに注目していきたいという意味も込めて、あの名ゼリフ「I’ ll be back」というメッセージを発してインタビューが終了。アルバートパーク・サーキットは大盛り上がりとなった。