【プジョー 508SW 試乗】さり気ないアップデートに「なるほどね」…島崎七生人

試乗記 輸入車
プジョー508 SW Griffe
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日本導入からは3年半余。プジョーにとって堂々のフラッグシップモデルの『508』シリーズ初のフェイスリフトモデルは、「なるほどね」な改良を受けている。

ワゴンの「SW」ではマスクの一新が外観上の変更点。フルLED化されたヘッドランプと薄型のグリルがシャープなイメージに。横L字型に点滅するウインカーが、これまでより存在感を主張する。目下の(日本市場での)プジョー車ラインアップでは唯一、ライオンマークがグリル内に収まるのも、印象、感覚の問題だが、風格が出た気もする。

インテリアではインパネの上部に7インチタッチスクリーンが設けられた。もちろんナビ始め、操作系の専用プログラムも組み込まれている。メーターから横方向の視線移動で楽に視認でき、従来型オーナーには羨ましく映るだろう。新採用のナッパレザーシートは、表面がなめらかだが厚み感があり、しっかりとたわんでくれる前席シートクッション(後席はそれより硬め)との相性もいい。上級仕様の「Griffe」は、操作性のいい電動テールゲートもつく。

搭載エンジンは従来と同様の1.6リットルターボで6速ATの組み合わせ。が、チューンが変わり、JC08モード燃費も13.6(従来は10.6)km/リットルに向上、最高出力も高められた。乗ってみると、アクセル操作に対してパワーのツキがよく、ATのシフトアップも小気味いい。100km/h時は6速で2000rpmを切り効率も追求している。18インチタイヤのため、多少、路面の段差等は感じるが、そのショックがかなり緩和され、なめらかで懐の深い乗り味なのが、相変わらずプジョーらしい。新搭載された「ブラインドスポットモニター」も心強い。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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