欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは3月3日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー15において、新型『レオン ST クプラ』を初公開した。
新型『レオン』は2012年9月、パリモーターショー12で5ドアを、2013年3月のジュネーブモーターショー13で3ドアの新型『レオンSC』を発表。同年9月、フランクフルトモーターショー13では、ワゴンの新型『レオンST』をワールドプレミアした。
今回、ジュネーブモーターショー15で発表された新型レオンSTクプラは、ワゴンの新型レオンSTの頂点に立つ高性能グレード。5ドアと3ドアに続いて、ワゴンにも「クプラ」を拡大展開する。
新型レオンSTクプラには、標準版のクプラと、さらに高出力化を図った「クプラ280」の2種類を設定。直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」は、標準版が最大出力265ps、最大トルク35.7kgm。DSGの場合、0-100km/h加速6.1秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。
クプラ280では、最大出力がセアトの市販車としては、歴代最強の280psへ引き上げられた。最大トルク35.7kgmと共通。DSGの場合、0-100km/h加速6秒、最高速250km/h(リミッター作動)の優れたパフォーマンスを実現している。