電子系設計ソフトウェア開発・販売の米メンター・グラフィックスは、フォードの元CTO(最高技術責任者)であるポール・マスカレナス氏を3月4日付で取締役員に任命したことを発表した。
マスカレナス氏は、2014年10月にフォードを退職するまでの32年間、直近では同社のCTOを務めると同時に、技術革新の責任者となり、フォードとリンカーンの2ブランド全車に搭載する主要技術の戦略、開発、導入を指揮した経験を持っている。
メンター・グラフィックスのウェルデン・C・ラインズCEOは、「取締役会にマスカレナス氏を迎えることができ嬉しく思っている。彼の自動車業界のエキスパートとしての深く幅広い知識は、この業界を最大のターゲット市場および成長の機会と考えている我が社に大きなメリットをもたらすだろう」とコメントしている。