JR東日本高崎支社はこのほど、北陸新幹線の延伸に伴い進めてきた高崎駅(群馬県高崎市)のリニューアル工事が完成すると発表した。これに伴い同支社は「開業式典」を3月10日に開催する。
同支社の発表によると、壁面は世界文化遺産に登録された富岡製糸場を連想させるレンガを表現。製糸場の魅力を発信するメッセージウォールも設ける。また、新幹線改札内にある全ての店舗をリニューアルして業態や商品構成を見直し、「群馬ならではの地産商品」を取りそろえるという。一部の店舗は2014年10月から今年2月にかけて、既に先行オープンしている。
待合室は地元工芸品を中心としたギャラリーや、観光協会との連携による情報発信スペース、富岡製糸場などを紹介するコーナーを新設し、「上州らしさを感じられる空間」にした。また、動態保存の蒸気機関車2両が運用されている「SLのまち高崎」のシンボルとして、蒸気機関車をデザインした「SL時計」も設置した。
「開業式典」は3月10日の11時から11時30分まで、新幹線改札内の特設ステージで開催される予定。「SL時計」の除幕式などが行われる。