国交省、大型コンテナ船に新たな船体強度を義務付け…折損事故の再発防止

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商船三井の大型コンテナ船、事故直後の状況
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国土交通省は、大型コンテナ船折損事故の原因推定と再発防止策をまとめた。

2013年6月に発生した大型コンテナ運搬船「MOLコンフォート」の折損事故に関して、国土交通省海事局は、有識者や業界関係者で構成する「コンテナ運搬船安全対策検討委員会」を設置し、大型コンテナ運搬船の安全対策について検討してきた。

事故原因は、従来の安全基準では十分に考慮されていなかった「波の衝撃で生じる船体振動による力」のため、船体に加わる力が増大し、「横方向から船体に加わる力の影響」により船体強度が低下した。この結果、船体に加わる力が船体強度を上回り、折損したと推定した。

これを受け、大型コンテナ船の安全基準に、「波の衝撃で生じる船体振動による力」と「横方向から船体に加わる力の影響」にも耐えられる船体強度とすることを義務づける。

また、国際的にも同様の対策が必要なため、国際海事機関(IMO)、検査機関の国際団体に対策の実施を働きかけていく。

《レスポンス編集部》

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